間伐紙による「国民が支える森林づくり運動」 紙を使う私たち一人ひとりが、ほんの少しお金を負担することで、これまで採算が合わず間伐できなかった森林などの森林整備を推進し、林業・山村の活性化と地球温暖化防止に貢献する運動です。 |
「国民が支える森林づくり運動」と間伐紙「木になる紙」について
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間伐紙「木になる紙」シリーズのご紹介
「木になる紙」とは、「国民が支える森林づくり運動」推進協議会が命名した間伐紙の商品シリーズです。
平成21年4月から「木になる紙」シリーズにコピー用紙が登場しました。
「木になる紙」コピー用紙は、間伐材を原料に使用し、グリーン購入法の総合評価値が86点と高得点の評価を得ている製品です。
「木になる紙」コピー用紙1箱(A4サイズ2,500枚入)には、1 kgのカーボンオフセットが付いており、これを購入することにより、私たちが生きていく上で避けることができない様々な行為により排出した二酸化炭素(CO2)を1 kg相殺(オフセット)できます。
※「木になる紙」コピー用紙1箱の購入で相殺できる二酸化炭素を排出する行為
また、「木になる紙」コピー用紙は、売り上げの一部(例:A4サイズ1箱あたり50円)を、原料の間伐材を供給した森林所有者に還元する仕組みとなっており、購入することで間伐を一層の促進を後押しすることができます。
このように、間伐材を利用した製品を調達(購入)することで、林業・山村の活性化と地球温暖化防止に貢献することができます。間伐紙「木になる紙」シリーズの調達(購入)につきまして、特段のご理解とご協力をお願い致します。
→間伐紙「木になる紙」の利用のお願い
間伐紙「木になる紙」シリーズ
「木になる紙」ファイル | 「木になる紙」封筒
| 「木になる紙」 コピー用紙
グリーン購入法総合評価
古紙70%【50点】 間伐材30%【30点】 驚くべき減量 白色度69%【6点】 総合評価値【86点】
※間伐材の配合はクレジット方式による |
→間伐紙「木になる紙」シリーズの詳しい情報はこちらから
間伐紙「木になる紙」(コピー用紙)利用の取組
佐賀市の取組
平成21年度より佐賀市役所が県、市町村の先頭を切り、全庁(小学校、中学校含む)にて間伐紙「木になる紙」コピー用紙を調達しています。
【佐賀市役所インタビュー:佐賀市担当者】 (写真下:間伐紙を利用する秀島佐賀市長)
Q1)全国に先駆けて間伐紙「木になる紙」コピー用紙を全庁レベルで調達するに至った経緯をお聞かせください。 A1)佐賀市は平成13年度にISO14001を取得するなど環境行政には元々力を入れています。 Q2)他のコピー用紙と比べ、間伐紙「木になる紙」コピー用紙の優れた特徴は何だと考えていますか。 A2)カーボン・オフセットの対象商品となることです。 ・・・ →佐賀市役所のインタビューの続きはこちらから。 →(外部リンク)佐賀市HP |
佐賀県の取組(「木になる紙」ヒコーキ大会in佐賀)
平成22年11月、佐賀県佐賀市にて「木になる紙」ヒコーキ大会in佐賀(主催:佐賀県、佐賀東部及び佐賀西部流域森林・林業活性化センター)が開催されました。
当日は小学生や保護者の皆様等、多数の方々が参加されました。最初に、九州森林管理局より間伐紙「木になる紙」についての講話として、林業の現状や間伐紙の意義について説明しました。次に、紙ヒコーキの室内滞空時間ギネス記録保持者である戸田拓夫氏から紙ヒコーキの折り方を教わり、参加者は「木になる紙」で作った紙ヒコーキで滞空時間を競い合いました。大会を通じて「木になる紙」の取組について遊びながら楽しく学ぶことができました。
ギネスチャンピオンの折り方教室に真剣そのもの! | 紙ヒコーキが飛び交う会場 |
痛みの態度やスタッフをnurisngの管理
水俣市の取組
平成22年4月より、水俣市役所は全庁にて間伐紙「木になる紙」コピー用紙を利用しています。
【水俣市役所のコメント】 (写真下:間伐紙を利用する宮本水俣市長) 水俣市は、不知火海を望むリアス式海岸の美しい湯の児海岸や、深緑に囲まれた湯出七滝、歴史情緒溢れる温泉街、環境をテーマとした施設など見どころいっぱいで、デコポンやワカメなどの山海の恵みや、水俣独自のスウィーツなどグルメも目白押しです。 さて、水俣市では、平成4年に日本で初めての「環境モデル都市づくり宣言」を行い、ごみの高度分別や水俣独自の環境ISO制度、市民の森づくりによる地球温暖化防止活動や環境保全活動など、市民と協働で様々な環境政策に取り組んできました。これまでの実績と今後の取組みの提案が評価され、平成20年7月には、国の環境モデル都市(全国13都市)に認定されており、日本のみならず広く世界の低炭素社会のモデルとなるまちづくりを目指しています。 間伐紙「木になる紙」は、間伐により、森の中に光を入れて光合成を促進するため、地球温暖化防止に貢献できます。また、間伐材も九州産のものを使用しており、購入したお金の一部が森林所有者に還元されるため、木材の地産地消を促進し、持続的な森林管理にもつながるものと考えています。そのため、森林面積が75%を占める水俣市でも購入して使用する意義は大きいと考えます。 これまで以上に、市民・企業・行政が協働し連携・役割分担をしながら、生活の質の高い暮らしやすい持続可能な社会を実現していくための体制と仕組みを確実につくり上げていきたいと考えています。 →(外部リンク)水俣市HP |
築上町の取組
平成22年4月より、築上町役場は全庁にて間伐紙「木になる紙」コピー用紙を利用しています。
【築上町役場のコメント】 (写真下:間伐紙を利用する新川築上町長) 築上町は、福岡県の東部、周防灘に面して位置し、北は行橋市、西はみやこ町、東は豊前市、南は大分県中津市に接しています。築上町の総面積は119.34km2で、西から南にかけてはほとんどが山林で占められています。そこを源とする多くの河川が水田を潤し周防灘に注ぐ、自然豊かな町です。 築上町では、地球温暖化防止を始めとした環境問題に積極的に取り組んでいます。代表的なものとして、人の排泄物を肥料とする循環型農業を行っています。平成22年9月には、築上町地球温暖化対策実行計画を策定。毎年5月には、環境週間を設定し、全町規模で美化活動に取り組んでいます。その他にも、町民への啓発を目的として、町施設のリサイクルプラザでEMぼかしなどの各種リサイクル教室を開催しています。 間伐紙「木になる紙」は、平成22年から導入しています。町では、間伐することによって、良質材を産出する山づくりを行っています。こうした間伐紙を利用することで、地球温暖化防止に寄与しています。また、購入金額の一部が森林所有者に還元されるため、所有者の間伐推進意欲の向上にも期待しています。 今後も、環境問題への対策、自然環境への負担を軽減できる取り組みを町全体で推進していきます。 →(外部リンク)築上町HP |
戦闘疲労
佐伯市の取組
平成22年5月より、佐伯市役所は全庁にて間伐紙「木になる紙」コピー用紙を利用しています。
【佐伯市役所のコメント】 (写真下:間伐紙を利用する塩月副市長) 佐伯市は、豊かな自然に恵まれた「九州で一番広いまち」です。新鮮な海産物、お茶やしいたけなど、「うまいもん」も豊富で、緑深い山々から美しい川が流れて海に注ぐ、豊かな自然のあるまちです。 さて、県下随一の森林のまちである佐伯市は、面積の87%が森林に覆われており、豊富な森林資源を背景に、林業が盛んな地域です。しかし、材価の低迷や後継者不足により、放置される森林が増えており、特に人工林では間伐等の手入れを行わないと荒廃するばかりか土砂災害の発生なども懸念され、最終的には豊かな川や海も疲弊することになりかねません。 間伐紙「木になる紙」は、間伐材を利用することにより間伐の推進に貢献できるとともに、カーボンオフセットが添付されているため地球温暖化防止にも貢献できるという環境貢献度が高い商品であることから、全庁で購入して使用しています。また、購入したお金の一部が森林所有者に還元されるという新たなシステムで森林所有者を支援できる点に注目しており、消費者の方一人一人が紙という媒体を通じて気軽に森林づくりに参加できるということで、市が購入する意義も大きいと考えました。 佐伯の森、ひいては豊かな自然を次世代に伝えるため、今後も間伐紙の利用を通じ、間伐の促進に貢献していきたいと考えています。 →(外部リンク)佐伯市HP |
唐津市の取組(「木になる紙」ヒコーキ大会in唐津)
平成23年7月、佐賀県唐津市にて「木になる紙」ヒコーキ大会in唐津(主催:唐津市商工会議所青年部・日本折り紙ヒコーキ協会九州支部)が開催されました。
当日は、森林・林業や間伐紙「木になる紙」についての講話や、紙ヒコーキの室内滞空時間ギネス記録保持者である戸田氏の紙ヒコーキ折り紙教室を行いました。参加者は「木になる紙」で作った紙ヒコーキで飛距離や滞空時間を競い、大会を通じて「木になる紙」の取組について遊びながら楽しく学ぶことができました。
競技の様子 飛べ、紙ヒコーキ!!
その他団体の取組(coming soon・・・)
拡がる協力の輪
九州の森林づくりに関する共同宣言(平成20年5月22日)
平成20年5月、「九州はひとつ」の理念のもと、九州における「美しい森林づくり」に向けた協力関係を明らかにするため、九州7県と九州森林管理局が共同宣言を行いました。
この「九州の森林づくりに関する共同宣言」において、間伐紙の利用推進が明記されました。
【九州の森林づくりに関する共同宣言】
1.森林整備の促進
2.九州材の利用促進
3.森林環境教育の推進
4.九州森林の日の創設
「木になる紙」づかい宣言(平成21年4月23日)
平成21年2月、グリーン購入法の調達基準が改正され、これまで国の機関は調達できなかった間伐材の入ったコピー用紙も調達できるようになりました。
このたび供給開始となった間伐紙「木になる紙」シリーズのコピー用紙は、グリーン購入法の調達基準改正後、初めての適合製品です。
「国民が支える森林づくり運動」推進協議会は、平成21年4月23日、「木になる紙」づかい宣言を行いました。今後は、協議会会員がそれぞれの立場から協力して、「木になる紙」シリーズの率先調達や各機関への普及活動を行う予定 です。
【「木になる紙」づかい宣言】
1.間伐推進の意義を広く普及啓発
2.間伐紙の調達推進
3.間伐材の安定供給に向けた関係者の相互協力
4.「木になる紙」シリーズのさらなる製品化
5.間伐材の利用促進
6.供給の際の誠実な対応
→「木になる紙」づかい宣言の詳しい内容についてはこちらから。
くまもとソーシャルバンク大賞を受賞(平成22年7月24日)
平成22年7月、NPOバンク「くまもとソーシャルバンク」主催のシンポジウム「こんなお金の使い方-小さく回すと地域が変わる」が開催され、「国民が支える森林づくり運動」推進協議会による間伐紙「木になる紙」の取り組みが、初のくまもとソーシャルバンク大賞を受賞しました。
左から くまもとソーシャルバンク代表理事 土森氏
「国民が支える森林づくり運動」推進協議会 企業会員 (株)ファイル 滝代表取締役
〃 事務局 九州森林管理局 宮城計画部長
〃 行政会員 熊本県 藤崎林業振興課長
九州電力(株)に感謝状を贈呈(平成23年2月16日)
平成23年2月、九州森林管理局は間伐紙「木になる紙」の利用推進等に積極的に取り組まれている九州電力(株)に感謝状を贈呈しました。
九州電力グループは、間伐紙「木になる紙」コピー用紙をプライベートブランドとして商品化し、平成22年度はグループ全体で560トン(A4サイズ換算で約5.5万箱)を使用するなど、グループ関係各社で積極的に利用されています。また、植樹活動や木質バイオマス混焼発電実証試験などに取り組み、九州の森林・林業の活性化及び地球温暖化防止に貢献されています。
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